アクソずブログ

継続は力なり

君たちは『羽生』を知っているか

 

『羽生』という漢字、みなさんは何と読むだろう?

「はにゅう」と答えた方は若者か、フィギュアスケート大好きなお姉さま方だろう。

我々、おじさん世代にとって『羽生』は、「ハブ」と読む。

 

引用:日本将棋連盟

圧倒的イケおじ。

 

私は小さいころから羽生さんが大好きだ。

単純に、全てがめちゃくちゃカッコイイのだ。

 

そんなわけで今回は、将棋界の生けるレジェンド。日本将棋連盟会長、羽生さんの個人的にカッコいいと思うところを3つ紹介したい。

 

1,強い

勿論将棋がである。

どう強いのか。これを説明するのは難しい。

タイトル99期だの永世7冠だといっても、将棋をあまり知らない方にとってはチンプンカンプンだろう。

なので、羽生さんの強さがわかりやすくまとめられている一本の映画を紹介したい。

 

 

『聖の青春』だ。

かつての羽生さんのライバル、村山聖の生涯を描いた映画だ。

東出昌大演じる羽生さんがめっちゃカッコイイので是非観てもらいたい作品だ。

勿論、松山ケンイチ演じる村山聖も最高だ。

これを観ればみんなも羽生ファン、いや将棋ファンになるだろう。

 

2、震える手

これを観てもらいたい。

 

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もうプルプルである。

『羽生震え』と将棋ファンの間では名づけられている。

 

羽生さんは自分の勝利を確信したしたとき、自分でも抑えられないくらい手が震えるのだそうだ。

もはや少年マンガの主人公みたいな話である。

 

ちなみにこれは割とベテランになってからの話で、昔は震えていなかった。

そのかわりに、若いころはグッと相手を睨む『羽生睨み』という癖があった。

 


ベテランになってからも、睨んでる。

 

3,華がある

言葉では説明しにくいのだが、羽生さんの将棋には華がある。

人を魅了する何かが羽生さんの将棋にはあるのだ。

それはなぜなのか。

私なりの見解を示したい。

 

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上の動画は2013年に行われた第84期棋聖戦の公式PVだ。

この動画で羽生さんは将棋の芸術性のようなものを語っている。

 

印象的なのが、動画の2分40秒あたり。

棋聖戦第1局に勝利した羽生さんが「つまらない将棋を指してしまったかな」とつぶやく場面だ。

 

つまらない将棋とはなんなのか。

勝ち負け以外に何があるのか。

将棋の芸術性とは何なのか。

 

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これは2015年、朝日杯の決勝戦の動画だ。

序盤3手目にして羽生さんから驚きの手が出る。

いわゆる中飛車(将棋の戦法の一つ)という戦法なのだが、これは普段羽生さんはやらない。

解説陣からも驚きの声が上がっていた。

この将棋に羽生さんは勝利した。

 

朝日杯という大きな大会の決勝の場面で、普段はやらないことをやり、勝利する。

その大胆さ、そして決して付け焼刃ではない実力に人々は魅了されるのではないか。

 

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上の動画で解説の藤井猛九段がとても興味深いことを言っている。

動画の11分あたりだ。

要約すると、

 

藤井「羽生さんは変わった手を指すことがある。もう普通に勝つだけじゃ面白くないんじゃないのかな? 全部手は見えてて、どれで行くかな? みたいな。相手にちょっと希望を持たせるような手を指して、でも駄目ですよっていう……。それぐらいの境地かもしれない」

 

羽生さんは常にギリギリの戦いを好む。

それは何故か。やはり面白いからだろう。

自身にとっても、視聴者にとってもだ。

 

『羽生さんの将棋は何故人を魅了するのか?』

 

結論、

見ていて面白いから!

 

目指せタイトル100期!

現在、羽生さんの通算獲得タイトル数は99期。歴代1位だ。

夢のタイトル100期目の獲得を私のみならず将棋ファンはみな期待している。

 

頑張れ羽生!

 

 

 

 

 

ちなみに私はただの観る将です……。